お粥の話
皆さんこんにちは!
腸もみエステリープルの古川です!(^^)!
12月が目前に迫ってとても寒くなってきましたね。
私は寒くなってくると、食欲がいつもより増してくる気がします。
実はこれにはいくつか理由があるようです。
日照時間が短くなる冬では、セロトニンの分泌が大幅に減少します。そうすると気持ちが落ち込みやすくなることも増えます。その分糖質やたんぱく質などセロトニンの原料となるものを多く摂取することでセロトニンを補おうとして食べ過ぎてしまったり・・・((+_+))
また、日照時間が制限される涼しい時期になると皮膚や粘膜はメラトニンを多く分泌するそうです。このメラトニンは睡眠にも関わる大切なホルモンですが、濃度が高くなると身体の代謝に関わるホルモンの働きも活発になり、それが食欲にも影響をもたらすと言われています。
食欲が増して来た時って、どうしても味の濃い物やガッツリしたものに手が伸びがちですよね。
味の濃い物や脂っこいものは摂りすぎると消化の負担になったり、血液がドロドロになってしまう事もあるので摂りすぎは気をつけていきたいところです。
そんな今日は胃腸の疲れを労わるお粥についてお話したいと思います。
♢お粥って実はすごい!!
お粥の効能については曹洞宗の開祖である道元禅師も注目していたそうです。
著書のなかにも「粥有十利」(しゅうゆうじり)というものがあり、お粥を食べる事での10の効能が挙げられています。
①色(血色を良くする)
②力(気力が出る)
③寿(寿命が延びる)
④楽(身体が楽になる)
⑤詞清辯(言葉がなめらかになる)
⑥宿食除(胸のつかえが治る)
⑦風除(風邪を引かない)
⑧飢消(飢えを満たす)
⑨渇消(渇きを癒す)
➉大小便調適(便通が良くなる)
とてもたくさんの効能が期待できますね。
今は飽食の時代で、美味しいものが周りにあふれています。でもその分、添加物の入ったものが増えていたり、消化の負担になるような食事が多いとも言えます。
お粥は体調が悪い時に摂るもののイメージがあるかもしれませんが、胃腸の疲れを感じたら日常にお粥を摂り入れて頂けたらと思います。
♢お粥の作り方
材料(2人分)
・米 1/2合
・お水 600ml
・塩 2つまみ(お好みの量で)
①お米を水で研いで、お鍋に研いだ米と水を入れて中火にかける。
②白く煮立ってきたら、しゃもじなどでなべ底に米がつかないようにかき混ぜる。
③弱火にして鍋蓋の隙間を少し開けた状態で30~40分を目安に火をかける。
(たまに吹きこぼれることがあるので注意!)
④好みの硬さになったら塩2つまみ入れて完成!
★写真のお粥は上に赤しその塩漬けを乗せています
★ちなみに、浸水させたお米だとより早く炊き上がります。米を洗った後に夏場なら30分、冬場だと1時間くらい水に浸けて米全体が白くなるまで置いておきます。
これだと20~30分で炊き上がりますし、蓋をせずに炊けるので吹きこぼれの心配が少し減ります(*^-^*)
身体に優しくてサラサラ食べられてしまうお粥ですが、是非しっかり噛んで頂いて吸収しやすい状態で身体の入れてあげましょうね!
お粥のお供におすすめのレシピなどもまたご紹介できたらと思います(^^♪