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東京・広尾の腸もみエステリープルの菅原です(^^)
【摂食障害で辛い方へ。】
リープルのインスタでいつからでも健康になれるよ!
という投稿をさせてもらったのですが、今日は私の拒食症、過食症の時期についてもう少し詳しくお話させていただきたいと思います。
摂食障害でお辛い方へ少しでも励みになれば嬉しいです。
【中学2年で拒食症、高校に上がるころに過食症へ】
私は中学時代陸上部(短距離)だったのですが、筋肉質でパワーで走るタイプだった為、あまり体重を気にしたことはありませんでした。
よく食べる子でしたし、食べるものを気にしたこともありません。
でも中学2年の冬の時期、思春期でしたし、さすがに体重が増えすぎたなと思い、食事を少し減らしていったことから始まりました。
そんな時、ある陸上大会でカロリーメイト2本だけで予選、準決、決勝と1日走れてしまったことから、「食べなくても大丈夫じゃん」というスイッチにバチンと切りかわってしまったのです。
【油、炭水化物を拒否、異常に動きまくる】
体重が落ちるのが嬉しくて、揚げ物の油をティッシュでぎゅーっと絞って食べたり、今まで大好きだったパン類は極端に食べない、部活以外でも異常に動きまくるような日々が始まりました。
そんな状態が続き、あれよあれよという間に気付いたら10キロ以上落ちていました。
40キロ切る切らないの時に数学の先生に「おまえどうしちゃったんだよ。」と悲しい顔で言われ、初めて自分の異常さにハッとしました。
そこから少し食べる努力はしましたが、1.2キロしか戻らず。
陸上で推薦がほぼ決まっていた私でしたが、体重が落ち、タイムも落ちてしまったため断念。
「とりあえず勉強しよう」と思いました。
【勉強に集中し進学校へ、そして過食症へと転換】
食べる量は相変わらず少なく、動き回るような過活動に加え、貧血っぽいふらつきや臓器の機能低下による胃腸の辺りの不快感などが出てきていましたが、頭は冴えわたる感じがしました。
勉強に集中しだしてから、受験の為初めて行った塾の夏期講習で全く希望に入っていなかった進学校に行けると言われ、そこを目指すようになります。
無事その高校に合格し、そこで少し気のゆるみもあり、すごく久々にチョコパイを食べました。
相変わらず拒食症ではありましたが、気持ちが軽くなって、最初は良い変化だと思いました。
ですがある日、ドラマで食べて吐くという描写が使われているのを見てしまった私は、今度は「食べたら吐けばいいのか」と思ってしまったのです。
それまでは食べた物を故意に吐くなんてことが概念にありませんでした。
衝撃とともに自分の概念の中に入ってしまった感じです。
そこから拒食症とは比べ物にならないほどの地獄、過食嘔吐の始まりでした。
【普通の人をギリギリ演じる。躁鬱、集中力、判断力の低下、ものすごい不調の始まり】
最初はご飯を食べた後、余計に食パンを食べたりして吐く程度でしたが、徐々にとんでもなくエスカレートしていきました。
食べる=食べ過ぎて吐く になるまでに時間はあまりかかりませんでした。
そして吐いた後は虚しさとか寂しさとかいろんな感情か出てきて泣いたりふさぎ込んだりしていました。
集中力もやる気も落ちて、高校では登校してから帰る時間まで一回も起きずに寝ていたこともあります。
冷え、貧血、不眠、過眠、便秘、下痢、あらゆる不調がこの頃からどんどんひどくなりました。
吐きすぎて目の毛細血管が破裂し、白目の部分が全部真っ赤になったこともあります。
なんかおかしい事は皆気付いていたと思うのですが、触れずに普通に接してくれた方々に今でも感謝の気持ちでいっぱいですし、頭があがりません。
先生方の協力もあり卒業はできましたが、精神病院か通学したり、両親や兄弟、周りの方々に迷惑をたくさんかけました。
そんな状況だったので、大学は行かず、働くことに。
迷惑をかけた分お金を稼がなきゃという謎の強迫観念に囚われ始めます。
【働いてからも治らず、27歳でやっと完治】
働いてからの話を書くと本当に果てしなくなってしまうので、割愛しますが、嘔吐のせいで顔はずっとパンパンだし、相変わらず普通の人を装う感じの生活でした。
仕事中に抜け出して吐いたこともあります。
会議中に気絶するように寝てしまい、自分を責めまくったこともあります。
そうは見せないようにしていたけど精神状態は基本悪く、お金を稼がないとという強迫観念と、自分が迷惑をかけている悪い人間だという意識があったためか、行くところ行くところブラック企業な時期もありました。(給料がほとんど出ないとか3ヶ月休みないとか、地方に置き去りにされるとか、深夜一人で飛び込みに行かされるとか)
どん底という意味ではこの頃でしょうか、常に緊張し、自己嫌悪や恐怖とか不安とか悲しみとか、とにかく置かれている状況も酷かったし、負の感情マックスでした。
過去の私を褒めるとしたら、引きこもらなかった事と、何とかしようと足掻き続けたところでしょうか。
そんな感じで中学2年生から13年。
なんで完治したのかというと、薬でも心療内科(全然行ってなかったけど)とかのおかげでもなく、
心から「安心」したことがきっかけでした。
当時お付き合いしていた方と仕事終わり、夜遅くに宅配ピザのラージサイズを2人で食べ、映画とか見ながらそのまま寝て、次の日もカラオケに行って美味しいもの食べて、、みたいな普通の流れ。
当時深夜にピザなんて食べたらもう吐く以外の選択肢はありませんでしたが、最初はそわそわしてたけど、自分にそういう症状があると伝えてなかったので、吐きに行くわけにもいかず、、
映画を見て談笑していたら、途中からなんか別にいいやという気持ちになりました。
吐かなかったからと言って次の日何か変わってるわけでもなく、吐いても吐かなくても別に何も変わらないなとおもいました。
そして当時私はめちゃくちゃキレやすく気性が激しかったにもかかわらず(腸内環境が地獄だったのでしょう。。)普通に受け入れてくれて大切にしてもらったことも大きかったと思います。
家族にも本当に感謝していますが、全く別の安心感をもらったんだと思います。
「満たされた」とも言えるでしょうか。
そのピザの日を境にまったく過食の症状が出なくなりました。
【ささいなきっかけが良くも悪くも影響することもある】
今思えば、ちょっと体重を落とそうとしたきっかけ、食べて吐くという概念と出会ったきっかけ、「あ、大丈夫なんだ」と思えたきっかけ。
本当に何気ないきっかけで13年間「食べる」ことがまともにできませんでしたし、嘘のように「食べる」ことができるようになりました。
今摂食障害だけでなく、何かに悩んでいる方も、自分を満たしてあげる事を大切してほしいなと思います。
そして辛すぎる状況なら逃げた方がいいし、傷つけてくるような人からも逃げて良いと思います。
逃げるが勝ちですね。
今でこそ笑い話になってますが、ブラック企業に居続けて良い事なんてひとつもありませんでした(笑)
自分を一番に満たして、自分の機嫌を一番にとってあげてくださいね!
あなたを本当に大切にしてくれている人はあなた自身が幸せなことが幸せです。
私は今とっても幸せです(*^^*)
皆さんがいつでも安心して幸せでありますよう、いつも願っています🍀
当時どんだけ不調だったのかはまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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